私が「絶対に入る」というときは、落ちません。
落ちる可能性のある子には「絶対に入る」とは言わないからであります。
3つ受けたら、どれかには入る、というような言い方をすることがあります。例えば合格可能性が五分五分であったとして三校とも落ちる可能性は8分の1。どこかに入る可能性は8分の7。
これも良い確率ではあるのだろうけれど、こういう子に対しては申し訳ないが「絶対に入る」とは言いません。
では、どういう子なのか、といえば、「ミスをしない子」なのです。
偏差値が高い、とか、頭が良い子、は結構多いのだが、「ミスをしない子」というのはきわめて少ない。
こういう子の算数の答案を見ていると実にさっぱりしている。
書いたところは全部○。できなかったところがきれいに空白。
つまりは正解率は100%であるわけで、こういう子は落ちません。なかなかいないけど。
こういう子が模擬試験で算数を解いていました。
横で見ていると、
「お、間違えた、」
と思っておりました。その後、ちょっと目を離したすきに(という表現は全然正しくありませんが)、ちゃんと直っている。
しっかり自分のミスに気が付いて、修正を施しているのです。
普通、自分の答案を書き上げると、「間違っている」とは思わないのですが、どこか「しっくりいかない」らしい。
だから気になって見直す、と言っておりました。
その結果として、解いた問題はミスがなく解きあがっているのです。
頭の良い子、でも入試で絶対に入るとは言えませんが、逆にミスを少なくしていくと、合格可能性が高まるのは間違いない、ことなのです。
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