男子校、女子校は1割以下、というニュースが流れてきました。
男子校と女子校が激減しているのだそうです。現在は男子のみ130校、女子のみ334校。全体の9.2%。まあ共学が増えたということでしょうか。
ここのところ、私学の共学化はかなり進んでいました。特に首都圏では圧倒的に女子校が多く、共学校は少なかったので、女子の共学志向に応える形で「共学化」の流れが進んでいたと思います。まあ、募集に関して言えば、明らかに共学にした方が集まる、というのが本当のところです。
一方、少数派の男女別学校の拠り所は進学実績だそうで、12年の東大合格者数7位までは、開成、灘、麻布など全部男子校、8位は女子校の桜蔭だから結局1位から8位までは男子校か、女子校ということでしょうか。開成の校長先生は「中学時代から成長の早い女子と競わず、のびのび過ごせること」と理由を説明していましたが、私は男子校、女子校のメリットは校内に「色恋沙汰」が持ち込まれないことだ、と思っています。
中学生や高校生にも当然恋はあるわけですが、しかし、その対象が校内にはいない。だから、校内での色恋はないわけです。
しかし、共学になると、そうはいかない。
「あの二人、どうも別れたみたいよ」
みたいな話が、闊歩する。当然、中学や高校では精神年齢は女子の方が高い。またそういう感覚も女子の方が鋭い。男の子なんて、のんびりしたもんですが、女子に感化されるところがある。
だから、男子校の方が結局はのんびりしている。女子校も校内に男の子がいなければ、争いは起きない、とまあ、こういうことではないかと思います。
ただし、中高6年間そういう状態だとまずは、色恋沙汰に疎い。疎いが大学に入ったり、浪人したりすると、そこに一気に刺激が加わる。(こういう言い方が正しいかは別ですが。)この対応は2つに分かれます。
相変わらず、晩熟か。それとも、一気に開花するか。
まあ、いずれにしてもバランスは良くないかもしれない。やはり社会は男女なのだから、男の子も女の子もそういう免疫があった方が良い、というのがきっと共学のメリットになるのではないかと思います。
ちなみに、私は男子校卒でした。
「共学、うらやましかったなあ。」
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