つまりは、元気でプラスイメージが強く、落ちることを恐れない子にすればいいわけです。
「でも、うちの子はおとなしいし」
「結構、引っ込み思案だし」
「性格なんて、そう変わらないわよねえ。」
と思っておられるお母さん。実はあなたが原因なのかもしれないのです。
私がたくさん子どもたちを見てきた、ということは、実はお母さんもたくさん見てきたのです。
そして、達した結論は
「子は親の鏡」
ということです。
つまり子どもが自信がなさそうにしているときは、実はお母さんが自信がない。
子ともに活気がないときは、お母さんに活気がないことが多いのです。
ということは?
そう、お母さんが変わればいい。
お母さんが
元気で、プラスイメージで、落ちることを恐れなければいいわけです。
私はこの時期のお母さんとお話するとき、心配になると必ずいうことがあります。
「お母さん、口角をあげましょう。口角を上げれば、心配でも笑顔になりますよ。」
でも、そんな風になれないわ、合不合の成績も悪かったし、主人の母は、「当然入るわよね」、みたいな言い方をするし。
そうでしょう。でもね。少なくとも子どもの前では演じてください。
お母さんが子どもを見ている以上に、子どもがお母さんを見ていることに気がついてください。
お母さんが、心配していなければ、
「そうか、僕は大丈夫なんだ」
と、そう思うんです、子どもは。
お母さんが、落ちることを恐れていなければ、子どもは失敗を恐れなくなり、チャレンジする気持ちが最も強くなるんです。
これは、お父さんではだめ!
なぜ?
子どもはお母さんが一番見ていたのだから、子どももお母さんを一番見ているのです。
もう、おわかりいただけたと思います。
それ以外に方法はありません。
お母さんが元気を出す、お母さんがプラスイメージを持つ、お母さんが失敗を恐れない。
コツはこれだけです。
さあ、今日から、今から、お母さんが変わってください。
変わらなくてもいい、演じてください。
そして、日々、成長してきた子どもの姿をごらんになってください。
つい数年前、掛け算すら苦労していた子どもたちが、もう立派に問題を解いているのですから。