これはある社会の先生に伺った話。
「ある程度、子どもたちの力が拮抗しやすいのは社会です。というのも、やはり社会は知識で点数がとれるので、覚えてくると、差がつきにくいですね。」
なるほど。しかし、それはある程度覚えていての話。
このある程度覚えるというランクは合不合でいえば偏差値55程度と考えられるそうです。逆に考えれば、覚えれば55には達するということなので、まずはここを目標に知識を覚えるということに集中するのが、この時期の社会の対策でしょう。
社会の出題範囲を100とすると、出題の7割はこのうちの30に限定されます。逆に言えば、この30を覚えれば70点はとれるということになる。
その30は四谷大塚でいえば四科のまとめ、日能研でいえばメモリーチェックということになるでしょう。
だから、まずこれをしっかり覚えるということに尽きる。逆にこれを達成しない限り、偏差値55には届かない。
「でも、覚えられない」
という子もいるでしょう。
ただ、繰り返している時間が、どれだけあるか?ということになると、あまり時間が確保されていないケースが見られます。過去問もあるし、勉強は社会だけではない。ただ、ここが弱点になっているのであれば、それは早急に解決する必要がある。
先の社会の先生の言を借りれば、ここに到達しない限り、
「社会は差をつけられる」
側にたってしまう。
これは戦い方としては、あまりよくない。差が開かないのなら、少なくも差がつけられる方にいてはまずいのです。
ただ、社会は最近、やや傾向が変わりつつあります。これについてはまた後日お話しましょう。
今は、とにかく
覚える! 繰り返す!
が大事です。