昨日、国語の先生が保護者と面談するのを、横で聞く機会がありました。テストや過去問、やり直しが必要ですね。その直しの方法です。
- (1)間違ったところだけを直す。
- (2)まずは解答を見ないで、間違えたところを直す。
- (3)答え合わせをする。
- (4)この段階で最初からできたところと合わせて再度、得点を集計する。この得点が合格点を越えていたら(だいたい6割から7割程度でしょうが)、一応合格。これが本来とれるであろう点数ということになります。
- (5)それでも間違ったところは、解答を見る。そして解説を読む。納得ができれば、それでよし。納得できないときは先生に質問する。(これは塾の先生に聞くのが一番でしょうが。)
- (6)記述の問題だけは、もう一度書き直す。このとき、解答は見ない。解答はたいてい大人が書いているので、子どもの文章ではありません。だから本当に自分で理解できたか、もう一度、自分の言葉で書き直す。そうすることで、本当に理解できたかどうか、確認できます。
かなり、時間がかかる作業です。ただ、これだけやりこめば、試験にしても、過去問にしても、十分に血となり、肉となる。(6)は特に大事ですね。記述の問題は、書くことで上達します。答えをフムフムと見直すだけでは、上達しません。もう一度、書き直す。これで3回目になっていますから、(本番で答えていればという話ですが。)だいぶ、理解が進むでしょう。
ここまでひとつの問題に時間をかけると、そうたくさんの問題はできない。しかし、たくさんの問題をいい加減に解くぐらいなら、むしろ少ない問題でもいいから、じっくり解き上げる、納得する、そういう過程を踏むことの方が、国語の力は上がる、という話です。
全面的に賛成。
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