昨年の金融危機以来、景気はあまりぱっとしません。
で、景気が悪くなると中学受験はやさしくなります。当たり前ですが、私立中学に出すのは大変です。1年間に平均70万円ぐらいはかかります。それ以外に交通費だ、クラブ活動だ、塾代だ、ということになってくると家計に影響が大きくなります。だから、景気が悪くなれば、中学受験をしようとする生徒は減ってくるのです。
ただし
次第に減るというのが本当のところ。
今までがんばってきたのだから、ここまで来たら受けようというのが6年生のお父さん、お母さんの偽らざるところではないでしょうか。
一方で4年生だとしたら、
そう、まだやめとこうか、高校受験でもいいかも
という判断ができます。だから次第に少なくなる。
これは私の印象ですが、ピークは2年前だと思います。これから次第にやさしくなるでしょう。上位校の倍率はそう変わらないと思いますが、それでもやさしくなる。
かつてバブルがはじけたときも、明らかにやさしくなりました。中学受験はしばらく停滞か?と思ったとき、神風が吹きました。
そう、「ゆとり教育」です。だから塾は助かったところがある。
でも今度は、指導要領も変わり、公立一貫校もあります。しっかり考えていいのではないでしょうか。
私は中学受験が誰にでも向く受験だと思っていません。
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親子で受かる![中学受験]まいにち目標達成ノート田中 貴ディスカヴァー・トゥエンティワンこのアイテムの詳細を見る |