第一志望の偏差値が遠いとき

投稿者: | 2009年6月27日

第一志望は決まったものの、実際の成績を考えると、まだまだ遠いと思われることがあると思います。

例えば4教科偏差値で合格可能性80%以上が63だったとして、お子さんの成績が50そこそこだとすれば、かなり厳しいといわざるを得ないでしょう。

ただし

算数の偏差値が60に近ければ、まだまだ可能性があります。やはり中学受験でウェイトが大きいのは算数。算数がそこそこできれば、まだ可能性はあるのです。

逆に算数だけが突出して悪いという場合、これはちょっと慎重に考えていかなければなりません。というのも、算数が後半伸びるかどうか、微妙な問題が残っているからです。

こういうときこそ、学校別の傾向に特化して勉強することが大事。それでうまくいくならば、まだ合格ラインを突破できる可能性は高いのです。

いずれにしても、変更する時期はまだ先でいいでしょう。具体的に、何をどう勉強して合格していくのか、戦略をたてるべき時期です。あわてて志望校を下げないようにしてください。

子どもたちにとって、やはり第一志望はモチベーションの一番大きな部分ですから。

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田中 貴
ディスカヴァー・トゥエンティワン

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