過去問の練習をしていて、問題を読み飛ばす、ということを頻繁にやる子がいます。
多分、ものすごく急いでいる、というか、慌てるという習慣がついてしまっている。
これを治すのはなかなか大変ですが、ほっておくと、ミスだらけになって、模擬試験でも点数がボロボロになります。
6年生の2学期になってやってくる子は、だいたいこの癖をつけてしまっている。
後からやり直してみるとできるけれど、本番では出来ないから、本人の力ほど偏差値が高くない。
これはとてももったいないので、やはり治します。
まずはゆっくり問題を解かせる。時間の制限をかけないでやります。
そうしてじっくり読む、ていねいに書くという作業がどういうものかを実感してもらう。
その後に、すべてやった場合の時間を計測していく。(あくまで、本人がかかった時間を計測するのであって、試験時間に合わせて打ち切るわけではありません。)
そうやって、記録を作っていくと次第に早くなっていく。最初は試験時間の2倍ぐらいかかるのが、だんだん早くなっていきますから、ていねいに解くことをまずしっかり身につけさせることが大事です。
今日の田中貴.com
子どもの数だけ伸ばし方はある