第一志望合格率はほぼ3分の1、というのは割と都市伝説になりつつあるのではないかと思うのですが、特にデータの根拠を示されたわけではないので、まあ、割と頻繁に語られているものの(私も記事にしているところはあり)、実際にその内容を本当に吟味したのか、というとまあ、心もとない。
で、例えば御三家の子どもたちは、これが合格すれば第一志望なんじゃないか、という話もあるが、いや、筑駒がある、ということになって、じゃあ、灘や筑駒は全員が第一志望合格じゃないか、と思えるのです。
だからこの頂点部分の話はちょっと置いておいて、一般的にこの説が正しいと考えるならば、
3分の2が上位層から流れてきた合格層、3分の1が第一志望層ということになる。
つまり3分の2は他に第一志望があって、でもそこは残念で、この学校で止まった、みたいな感じなのかもしれません。
で、もうひとつ、競争率から考えてみると3分の1説というのは、割と実感がある。
多くの学校で一般的には競争率は3倍になりやすい。(これも合格者を絞る学校はあてはまりませんが。)で、3倍だと合格者は3分の1だから第一志望3分の1説と合致する。
まあ、確かにそんな感じかもしれませんが、その3分の1のうちの3分の2が上位層から流れてきた合格層、ということになると、第一志望合格者は9分の1になってしまうわけで、この辺はまあ確かな論拠があるわけではない。
ということで、やはり3分の1しか入らないんだぞ、厳しいんだぞ、という都市伝説かもしれないなと思いました。
つまり言われていることの中には明確な根拠がないものが多い。3年生(2年生の2月)から始めないと間に合わない、というのもその一つでしょう。
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