中学受験の範囲は広がり続けるから

投稿者: | 2021年4月30日

長く中学受験に携わってきましたから、入試問題の変遷はよくわかります。

例えば10年前と比べて子どもたちが学習しなければいけない範囲はさらに広がっています。これは当たり前ですが、学校の先生は入学者を選ばなければいけないので、みんなができる問題ばかりを出すわけではない。

やはりそれなりに差がつく問題を考える。したがって新しい問題というのが毎年生み出されていきます。それに対して当然、塾は対策を施す。ある学校に出たらもう出ない、ということではない。むしろ、なるほど、こういう問題を出しても良いのか、というので追随が起こったりするから、当然対策は必要なのです。

そうなればすべての学校に対応して、などというのは当然最早不可能だ、ということになるのです。

しかし、集合塾の場合は当然みんなに同じことをさせないと授業が成り立たないから、範囲が増えていくことになっていくのです。ここが子どもたちの負担が増える原因。

なので、ある程度ターゲットを絞って志望校対策を中心に勉強しないと、最終的にたどり着かない状況に追込まれてしまいます。

すでに過去2年でやっていたものを3年にしているところでかなり無理が出てきているので、ここで工夫をしないといけない。

フリーダムが個別に舵を切ったのは、実はここに一番の理由があるのです。



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