疑心暗鬼な子

投稿者: | 2017年9月18日

受験準備が早くなって、最初のスタートが上手に切れない子が増えました。

まだ十分に自分で勉強するという習慣もついていないのに、塾に行く。今まで学校の宿題で苦労なんかしたことのない子が、たくさんの宿題をもらってやりきれない。学校の授業では何もわからないことがないのに、塾ではわからないことだらけ。

という日々が続いていくと、だんだん疑心暗鬼になってくる。「実は自分は力がないのではないか」

で、わからないことはやりたくない。やりたくないから、勉強しないと、さらにわからなくなる。

「ほら、やっぱり自分はだめなんだ」

とそこへお父さん、お母さんから叱言がくる。「なんて、ダメなの」追い打ちをかけられて、もはや自分は力がないと確信してしまう。

叱るのはいいが、実際に子どもの自信ややる気を削いでしまっているケースも少なくないのです。

こういう子には、やはり力があることを教え続けていかないといけない。

ちょっとつまづいただけで、本当はやり方を間違えただけなのです。自分で勉強する習慣が十分についていないうちから塾に出して、たくさん勉強させようとしたから、こうなっただけの話。

だから少しずつ、自分で勉強し、実は力がある、ということを教えていくしかない。自分で勉強するようになれば、程度の問題はあれ、間違いなくできるようにはなるのです。


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