受験準備が早くなって、最初のスタートが上手に切れない子が増えました。
まだ十分に自分で勉強するという習慣もついていないのに、塾に行く。今まで学校の宿題で苦労なんかしたことのない子が、たくさんの宿題をもらってやりきれない。学校の授業では何もわからないことがないのに、塾ではわからないことだらけ。
という日々が続いていくと、だんだん疑心暗鬼になってくる。「実は自分は力がないのではないか」
で、わからないことはやりたくない。やりたくないから、勉強しないと、さらにわからなくなる。
「ほら、やっぱり自分はだめなんだ」
とそこへお父さん、お母さんから叱言がくる。「なんて、ダメなの」追い打ちをかけられて、もはや自分は力がないと確信してしまう。
叱るのはいいが、実際に子どもの自信ややる気を削いでしまっているケースも少なくないのです。
こういう子には、やはり力があることを教え続けていかないといけない。
ちょっとつまづいただけで、本当はやり方を間違えただけなのです。自分で勉強する習慣が十分についていないうちから塾に出して、たくさん勉強させようとしたから、こうなっただけの話。
だから少しずつ、自分で勉強し、実は力がある、ということを教えていくしかない。自分で勉強するようになれば、程度の問題はあれ、間違いなくできるようにはなるのです。
今日の田中貴.com
どうやったら負担を減らせるだろうか
6年生の教室から
後ろで見ている
中学受験 算数オンライン塾
9月18日の問題