最近の塾は毎月のテストがあり、それでクラスが昇降したり、席が替わったりします。
で、ある月突然、すごく成績が下がった、ということがあるかもしれません。
この場合、単なる失敗であったのか、それとも根本的にわかっていないのか、しっかり見分けることが必要です。
そこで解答を見ずに間違えた問題をやり直してもらいましょう。答え合わせをした結果として、そこそこまあ直せる、ということであればやはりミスが問題になるでしょう。
しかし、それでもまったく直せない、ということだとこれはやはりわかっていない、ということになります。
で、わかっていない、は今月の内容がわかっていないのか、それとも前提となる前の基礎がわかっていないのか、わかっていないのに深さがあるわけで、そこを見極めないと解決しません。
「勉強してないからでしょ?」
と言っても、どうやって解決すればいいか、子どもたちがわかっていない場合もあるし、先生もそこまで細かいことをつかんでくれているとは限りません。
だから、この場合は本当は先に進むのをやめたいところではあるのです。
6年生の場合は、一応カリキュラムが終わったところは多いでしょうから、もう塾のカリキュラムはほっといて、どこまでもどるかを見定めた方が良いですが、5年生以下はまだカリキュラムが進んでいるので、なかなか止めにくいと思います。
しかし、止めないとわからないところにわからないものを積み重ねることになり。さらにわからなくなる。かつ本人が勉強をおもしろいと思わなくなるから、もっとできなくなる可能性を含んでいます。
そこで先に進むのはやはりやめましょう。まずはどこがわからないのか、はっきりさせることです。
過去の答案用紙やデータを見てもいいし、実際に基本問題をやり直してもいい。そうすることで、「何ができないのか」「何がわからないのか」を明確にすることです。
それを探さないで先に進んでも、結局効果は上がりません。成績が落ちたら、ここは腹を決めてしっかり対処してください。
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