正しいものを選ぶのか、間違っているものを選ぶのか

投稿者: | 2014年10月24日

選択肢の問題で、良く出てくるのが「正しいものを1つ選びなさい」「正しいものをすべて選びなさい。」「間違っているものを1つ選びなさい」「間違っているものをすべて選びなさい。」の4つのパターン。

模擬試験でも結構間違えている子どもが多いのではないでしょうか。

「え、正しいの?」

「やだ、すべてじゃない」

みたいな話です。

こんなこと、チェックすれば間違うはずがない、と思われると思うのですが、どっこい間違う。

なぜ間違うのか、子どもたちの様子を観察していると、一応、それなりに下線をひいているのです。

でも選択肢を読んでいるウチに、わからなくなっちゃう。誤っているものが多くなって、これは正しいものを選ぶのだ、と変わってしまう。あるいはひとつ明らかに違うことを見つけてしまって、これが答えだと思い込んでしまう。

例えばこんな選択肢。明治政府の改革は?という選択肢で

(イ)地価を決め、その3%を税と定めて地主に米でおさめさせた。

「ひっかからないよ。米じゃなくて金納だった。」

とわかった瞬間に違うものを選ぶんだ、にすり替わってしまうのです。

つまり最初に確認するだけでは、効果がなくなるのです。選択肢を読んでいるウチにすり替わるから。

答えを書くときに、もう一度見る、でないといけない。

こんなの簡単だったのに、と悔やむより、答えを書くときにちょっと問題を確認する。それだけで正解率は改善します。

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