算数の問題を出して、子どもたちの様子を観察してみます。
しばらくは、一生懸命、みんな考えているようなのですが、
あら? 気が途切れている子がいますね。
何を考えているのか、絶対に今の問題のことではない。
今日のごはん? 彼女にふられた?(まさか)
まあ、集中力が続かないこと。
こういうタイプは残念ながら、なかなかできるようになりません。逆に、うるさいくせに、問題を解くとなると、一生懸命になり、私が
「ヒントあげようか?」
というと
「いらない、だまってて!」と叫ぶ。
こういう子はできるようになるのです。
問題はどうやって、そうするか?
私はハンコでつります。
たとえばクラスを2つに分けてチーム戦。できた問題の数をポイントとして、勝ったチーム全員にハンコ5個とか。
気合はいりまくりです。
ハンコもさることながら、子どもたちは勝ったが好き。ただし、負けがこむと、もうやる気がなくなるから、そこの配慮が大事です。
学校をめざすという本当のモチベーションができるまで、「負けがこまないようにする」ということも大事な考え方なのです。
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