分数、小数の複合計算というのは、どこの学校でも出題が多いので、みんな練習しているだろうし、摸擬試験や組み分け試験にも出るでしょう。
試験開始後すぐに、多くの生徒達がこの計算問題に取り組むわけですが、しかし、様子を見ていると、まずカリカリと筆算を書いたり、線を引いてここが何、ココが何、と計算している子が多いのですが、たまに式を書いている子を見かけると、ついうれしくなります。
そうそう、君はわかってるねえ。みたいな感じ・・・。
実は複合計算問題というのは式を書いた方が結構情報が整理できるのです。例えば÷2/3は3/2倍するということなのですが、割とひっかかりやすい、また(なんちゃらかんちゃら)÷(なんちゃって)=3みたいな式だと
(なんちゃらかんちゃら)÷3=(なんちゃって)になるわけで、そう変形した方が計算が速くできる。
という練習を考えもせずに、実は多くの生徒がただ、計算問題に取り組んでいるのは実にもったいない。
結構面倒な計算でも4行ぐらいの式で、答えが出てしまうことが多いのです。しかも最近は、素因数分解を使って解く問題が多いので、別に計算せずに13×2×2×3みたいな式にしてしまった方があっという間に消えてくれたりする。
ということなので、ぜひ式を書く練習をしてみてください。
これまで苦労していた計算問題の正解率が俄然上がりますから。
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