どこで差がついたのか

投稿者: | 2023年2月9日

受験人員の総数がまだ判明はしていないものの、模擬試験等の受験人員から考えて、たぶんまた最高値を更新したのではないかな、という気がしています。

したがって同じ偏差値の子も増えたが、定員は増えないから入試状況は厳しくなる。

合格偏差値がこのくらいだから、でも安心できない、ということではあるのですが、しかし、僅差の勝負ですから、ほんのちょっとしたミスが違いにつながっている。

あと1問解ければ合格したのに、という子も少なくないでしょう。

だからこそ、基礎力を充実させるべきではあるのです。

いろいろな塾の組み分けテストを拝見していると、やはり問題数が多い。多すぎると思うところもあるが、これも模擬試験と同じで、なるべく差をつけて、正規分布に近い状況に持ち込みたい。

しかし、子どもたちの心理からすれば、急いで解かないと間に合わない、ということになるから、急ぎの虫に追われてミスを多発させている。

案外算数を解く力はあるのに、クラスが悪い、という子はいるものです。これは急ぎの虫にやられている。

で、大事なことはむしろ基礎を徹底的に学び、ていねいに解けるようにすることです。だから最初から最後の2問は解かないと決めてもいい。

その分、前の方は確実に正解する、というようなやり方を身に付けていく方が合格への近道です。

また基礎がわかっていない、と思われたらもはや応用は手をつけなくてもいいのです。基礎がしっかりしないと応用問題は解けない。

わからないところに、さらに手順の多い問題を解かせても混乱するだけですから、それならば基礎に徹する。

逆に基礎ができてしまえば、あとは過去問で応用力の枝葉を伸ばせばよいのです。

そういうステップをしっかり踏んでいくことが大事で、どうしてもクラス分けや偏差値に目を奪われて、大事な土台づくりがうまくいっていない子どもたちが多いので、もう一度勉強法を再点検してください。


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