競争率と難度

投稿者: | 2015年12月15日

東京、神奈川の中学入試の倍率というのは概ね3倍前後です。

競争率が3倍よりも増えれば、やはりその入試は難しくなる、というのが一般的な考え方でしょう。その学校がこれまでやってきたことがプラスに作用して、受験生が集まれば当然、入試は難しくなる、わけです。

しかしながら、じゃあ、3倍を切ったらやさしいのか、と言われると、実はそうでもない。

特に上位校の場合、ここのところ3倍切っている学校が増えてきています。しかしながら、ではそういう学校はやさしくなったのか。すでに出願の段階で割り振られているところがあって、ちょっと難しいかな、と思う受験生が出願していない、場合があるのです。

その場合、逆に出願している生徒というのは、ある程度イケる、という気持ちがあって受験しているわけですから、本当に僅差の勝負になっている。

したがって3倍を切ったからといってやさしくなった、というわけではありません。これから倍率情報が発表されてくると思いますが、上がろうと、下がろうとあまり気にしないことです。やはり一応、これまでの模擬試験の偏差値データ通りだと思った方が良いでしょう。

=============================================================
今日の田中貴.com

図形の移動に関する問題
==============================================================
今日の慶應義塾進学情報

英語圏ばかりではない>
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================

「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
==============================================================

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村