中学受験生というのは、かなり難しいことを勉強しています。
今日、神奈川県の公立高校の入試問題を見ていましたが、その中でももう解けてしまうだろうなあ、と思える問題が散見されます。だから、中学に進学すると英語が壁になりやすい。
つまり最初から字を覚え、犬だ、とか、ネコだ、とかまあ、初学者はその辺から始めないといけないわけですが、まず最初はとにかく覚えることばかり。犬がdogであることは理論的に導き出すことはできません。犬はdogだと覚えないといけない。これが面倒だ。
ところが数学や理科は、結構難しいことをやる。あるいは、国語も多少なりとも大人の文章を読むことになりますから、英語だけ知的欲求が達せられないというか、つまらなく感じてしまう。
だから英語ができない中学受験経験者は、案外多いものなのです。
というので、一時海外の修学旅行が流行りました。もちろん英語圏。そこへ連れて行って、「ほら、みろ。英語ができないと困るだろう。」とやる。
もちろん、それが刺激になって勉強を始めるのもいるが、
「おらあ、日本人だ。日本語で通して何が悪い!」
と開き直る子もいて、さらに英語が嫌いになる、ということになるのです。
中1に英語を教えていた時、最初に一節ぶちました。
「こと英語に関して言えば、君たちは幼児と変わらない。何も知らないわけだから。とにかく、覚える。小さい子が日本語を覚えるのと同じだから、犬はdogだ、おはようはGood morningだ、と覚える。英語の勉強をうだうだ言う生徒は、だいたい覚えないから文句を言う。しかし、それしか王道はないので、うだうだ言う前に覚える。とにかく覚える。暗記する。英語は覚えるものだ、と覚悟を決めること。そうやって多少なりとも覚えると、次に文法だ、読解だと多少知的なことができるようになります。」
しかしねえ、これがやはり嫌いになる最初なのです。単語テストなんて、最悪だったでしょ?
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今日の田中貴.com
国語は積み重ね
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