第一志望の試験日。
算数の入試中。
何問か解いてきて、あと1問できれば、合格ラインに達するかな、というところにやってきました。
残り時間は15分。
残っている問題は2問。
時間から考えて、どちらかの問題を解けばいい、とその子は考えました。
しかし、どちらも難しい。なかなかきっかけがつかめないというか、どこから始めていいか、よくわからない。
ふと筆箱を見ると、「合格鉛筆」が目に入った。
そういえば、ここぞというところで、先生が使えといったっけ。ここかな、と思ってシャープペンシルをやめて、合格鉛筆を持ち直した。
4番はやはり、わからない。だめだ。じゃ、3番か。
とそのとき、ある条件が目に入った。あ、これか。
実はその条件がスタートだったことに気が付いたのです。そこから一気に問題がわかり始めた。
とは言え、場合分けはいるし、数えないといけない。残り時間はぎりぎり。一気に鉛筆を握りしめて書き始める。
解答を終えた、と思った瞬間
「やめてください。」
と試験官の声。
「ふー。」と本人は大きく息を吐いたそうです。
この1問が功を奏し、本人の思惑通り、合格しました。
本人の合格体験記の記事には、
「ここぞと思うときに、合格鉛筆は使うべきです。」
と書かれていました。
信じるものは救われる?
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