合格鉛筆(2)

投稿者: | 2013年1月26日

第一志望の試験日。

算数の入試中。

何問か解いてきて、あと1問できれば、合格ラインに達するかな、というところにやってきました。

残り時間は15分。

残っている問題は2問。

時間から考えて、どちらかの問題を解けばいい、とその子は考えました。

しかし、どちらも難しい。なかなかきっかけがつかめないというか、どこから始めていいか、よくわからない。

ふと筆箱を見ると、「合格鉛筆」が目に入った。

そういえば、ここぞというところで、先生が使えといったっけ。ここかな、と思ってシャープペンシルをやめて、合格鉛筆を持ち直した。

4番はやはり、わからない。だめだ。じゃ、3番か。

とそのとき、ある条件が目に入った。あ、これか。

実はその条件がスタートだったことに気が付いたのです。そこから一気に問題がわかり始めた。

とは言え、場合分けはいるし、数えないといけない。残り時間はぎりぎり。一気に鉛筆を握りしめて書き始める。

解答を終えた、と思った瞬間

「やめてください。」

と試験官の声。

「ふー。」と本人は大きく息を吐いたそうです。

この1問が功を奏し、本人の思惑通り、合格しました。

本人の合格体験記の記事には、

「ここぞと思うときに、合格鉛筆は使うべきです。」

と書かれていました。

信じるものは救われる?

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