お子さんが算数の問題を解いている様子をごらんになったことがありますか?
たまに、ぐちゃ、っとたての計算式だけ書いて、答えだけA===と大書している子を見かけます。
多分、頭の中で思いつき、そして計算だけして、答えを出した、ということなのでしょう。
こういう子が最初にぶつかる壁は、おおぎ形の問題。
最後に3.14をかけて計算する、という手法をとるとなると、どうしても式を書かないといけないのだが、これまた書かない。34、46とかまあそういうメモ書きがあって、最後に3.14の計算をしているのはわかるが、しかしミスが目立ちます。
こういう子は記述式の学校では、まったくといっていいほど部分点が取れません。そりゃあ、何やっているか、まったくわかりませんから。
なので、これは絶対に直します。
そのまま、など許さない。
そして大事なのは、式の横にメモのように「何が出たかを書く」ことです。
A君の秒速なのか、Bまでの距離なのか。
このメモが案外ミスを減らす役割を果たしてくれます。
途中で勘違いをしたりすることは多いので、ABの距離だと思ったらACの距離だった。えっと、太郎君の分速は?というときに、メモに書いてあればすぐ見つかる。
これだ、これ。
といって式を書き直せばすぐに立ち直ることができます。
たまに見かけるのは、間違えた、と思った瞬間に全部消そうとする子。
これはやはり時間がもったいない。だから使えるところはないのか?まず、よく見てみることです。
いずれにしても、入試は丁寧さの勝負。
きちんと式を書く、という癖は早くからつけていきましょう。
==============================================================
田中貴.com通信を発刊しています。登録は以下のページからお願いします。
無料です。
田中貴.com通信ページ
==============================================================
今日の田中貴.com
規則を見つける
==============================================================
中学受験 算数オンライン塾
4月15日の問題
==============================================================