5年生は算数の復習を

投稿者: | 2011年12月26日

この2学期、5年生は大変だったと思います。

1学期に比べれば、学習する分量も増えたし、格段に難しくなったのではないでしょうか。

ここのところ、カリキュラムが速くなってきたので、5年生の負担は増しました。したがって、この段階で「ついていけない」「難しい」と思っている受験生は多いのではないかと思います。

ただ、まだ時間はあります。

むしろ、ここでしっかり復習することが大事。特に算数は、一度ていねいに復習してみると良いでしょう。

特に大事なのは比と割合速さ相似の3つ。

この3分野は入試でもよく出題される内容です。またほかの問題(例えば電気や水溶液)にも使えるだけに、しっかり理解できていないといけません。

冬休みは時間が限られてはいるものの、6年生の講習時間が長い分、5年生はどちらかといえば講習の時間が短く抑えられているのです。

ですから、家庭学習の時間はとれるでしょう。

これまでやった問題から、できなかった問題をピックアップしてやり直してみてください。

わからなければ、やり方を良く読んで理解しなおす、この繰り返しが必要でしょう。

特に組みわけテストや月例テストなどでデータが出ていれば、特にできが悪かった範囲が明確になっているでしょう。

この範囲に集中して、テストやテキストの問題の中からピックアップしていくと良いと思います。

もし、そんな問題を整理する時間がない、という場合は私の「算数重要問題ノート」を使ってみてください。これはオーソドックスな問題が100題収録されています。決してすべてがやさしいわけではありませんが、すべての範囲の中から重要な問題をピックアップしてありますので、短期間で復習するのには便利です。

以前、3日間でこのテキストをやりあげる、という特別講習をやったことがあります。学年別にしていなかったので、5年生も参加していましたが、自分ができるところ、できないところが明確になったので、その後勉強するテーマが絞り出せるようになります。

この2学期の内容をすべてやり通せる時間はありませんので、こういう工夫をしてみてください。

ここで理解ができていないと、この先さらに応用、発展が出てきますので、いずれにしてもここに戻らないといけなくなります。その手間を減らす意味でも、この冬休み、少しがんばってみましょう。


6年算数重要問題精選ノート(田中貴)