高校時代に落ちこぼれていた子どもたちが、大学受験でうまくいくケースが良くあります。
偏差値~の~大学受験、なんて話を眼にされた方も多いでしょうが、多くの場合は、ある先生の授業とか、参考書とか、動画教材とか、とにかく、何かやっているときに、
「わかった!」
と思うことから始まることが多いようです。
落ちこぼれる、というのは他にやりたいことがあったり、勉強したくなかったりしているうちに、どんどん授業が進んで、わからなくなる。
そうなると、いったん、どこまで戻ればいいのか、もわからなくなるし、ついでにいえば、それすら面倒だと思うから、さらにやらなくなる。
結果として、できなくなるわけです。
しかし、学校の授業から離れて塾でも、個別指導でも、動画教材でも、何でもいいから、かなり前からやってみる。
やってみて、自分がわかるところが見つかれば、そこがスタートになる。そして、「わかる」という体験をするから、「これはできるかもしれない」となって、勉強を始めるようになる。
そうやって偏差値~の~大学受験が始まるわけで、でも、元からそれなりに力があるわけだから、勉強を続けていけばできるようになります。
問題は、この成功体験をどう経験するかで、例えばある先生に「とにかくだまってついてこい」と言われてやる場合もあるだろうし、友達がやっていた参考書を見てそうなる子もいる。
これは高校生ばかりではなく、小学生でも同じこと。
とにかく、まず成功体験を積ませる、ということが最初になければ、子どもたちは前には進みません。
ここのところ気がかりなのは、中学受験がハードワークになってきて、その分、子どもたちが成功体験を積む前にカリキュラムがどんどん進み、「できない」と感じている子が増えていること。
塾のカリキュラム通りわからなくても、後から追いつけばいいので、「できない体験」を積ませるよりは「わかる体験」をさせてあげることに眼を向けてください。
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