最近では小学生にメタンとプロパンの燃焼についての問題を出すようになりました。
それほど難しい問題ではないでしょうが、しかしメタンと聞いただけで、「聞いたことがない」とあせってしまうでしょうね。
2009年世田谷学園(改題)
物質が燃焼するときには、熱が発生します。次の表はいろいろな物質が完全に燃焼したときの物質の重さや発生する熱量の関係を示したものです。例えば炭素12gは酸素32gと反応して二酸化炭素44gに変化し、94キロカロリーの熱が発生します。またメタンという物質16gは酸素64gと反応して、二酸化炭素44gと水36gに変化し、212キロカロリーの熱が発生します。ただし、1カロリーとは水1gの温度を1℃上げるのに必要な熱量です。また1キロカロリーは1000カロリーです。
問1 メタンとプロパンは炭素と水素が結びついてできています。どのような重さの割合で結びついていますか。それぞれ炭素:水素の形で答えなさい。
問2 メタンとプロパンを混合して19gの混合気体を作りました。この混合気体を完全に燃焼させると238キロカロリーの熱が発生しました。混合気体のメタンとプロパンはそれぞれ何gですか。
さて、まずは解いてみてください。それほど難しい問題ではありませんので、落ち着いていきましょう。
ポイントは
(1)炭素12gは燃焼すると酸素32gと化合して二酸化炭素44gになる。
(2)水素2gは燃焼すると酸素16gと化合して水18gになる。
(3)メタン、プロパンとも炭素と水素だけでできている。
です。
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